chatGPT の回答にネット上のソース元を付加する Chrome 拡張機能「WebChatGPT」を紹介します。
chatGPT の回答には根拠となるソース元が表示されません。なので chatGPT の回答が本当なのか不明瞭な場合があります。もちろんインターネット上の情報も必ずしも正しいとは言えませんが、複数のソース元があれば信憑性が上がるというものです。
WebChatGPT を Google Chrome に導入すると、インターネット上のソース元を表示します。また、chatGPT は2022年以降の情報が入っていないので最新情報については苦手です。WebChatGPT によってインターネット上の情報も補完する事ができます。
※拡張機能を利用するには OpenAI のアカウントが必要です。
WebChatGPTのインストール
Chrome ウェブストアの WebChatGPT のページへアクセスします。
Chrome に追加ボタンを押すと、インストールが始まります。
確認画面が表示されるので「拡張機能を追加」ボタンを押します。
WebChatGPTの使い方
WebChatGPT を導入して chatGPT にアクセスすると、通常はないスイッチやドロップダウンメニューがある事がわかります。
メニューは左から次のような意味があります。
- いくつ結果を返すか
- 過去の検索範囲(過去1日以内、過去1週間以内、過去1ヶ月以内)
- 検索する言語
試しに chatGPT に次のように質問してみました。
私は人工知能のChatGPTであり、将来の予測には対応できません。2023年4月からの日銀総裁については、現時点では誰が就任するかについては公式な発表がなされておらず、情報が限られています。将来にわたる重要な政治的、経済的イベント、および人事変更についての詳細な情報を提供することはできません。
chatGPT は2022年以降の情報を学習していないので、2023年4月からの日銀総裁を尋ねてもわからないという回答でした。
では、WebChatGPT を導入して試してみます。
2023年4月からの日銀総裁は、政府より植田和男・東大名誉教授が指名され、ほぼ決定したと報じられています[2]。2月24日に行われた衆院議院運営委員会での所信聴取においても、植田氏に対する質疑が行われたことが報じられています[1]。また、岸田内閣の支持率は43%となっており、内閣が植田氏を起用する方針に対しては「評価する」が48%、「評価しない」の18%を上回っていることが報じられています[3]。
chatGPT ではわからない筈の最新情報も、インターネット上からの情報を元に回答があります。さらには、根拠となるソース元も明記してくれます。
このような最新情報に限らず、質問した内容に対してソース元を付加してくれます。
Web accessのスイッチの意味
Web access のスイッチをオフにすると、ソース元の詳細(タイトルや概要)を表示しません。回答のソース元の数字は表示します。