コラム

chatGPTを子どもが使用する事による影響や懸念について

/ 65

スポンサーリンク


chatGPT を子どもが使用する事による影響や懸念について考えてみます。

chatGPT が2022年11月に登場して以降、その優秀さに世界的に評判が広まって世界が変わるとまで言われています。その評判はより広範囲に広がって誰もが使用するようになるまで時間の問題だと思います。スマートフォンが誰でも使われるようになったように。

今では小学生からスマートフォンを持っている事が当たり前のようになったので、小学生でも chatGPT にアクセスできてしまいます。

chatGPT は真偽はともかく何でも返答してくれます。柔軟な発想で予想外の使い方を行うかもしれません。そこには大きな危険もはらんでいる気がしてなりません。

chatGPTの見解

chatGPTを子どもが使用する事によって考えられる影響や懸念点は?

ChatGPTは、大量のデータを学習して人工知能を実現する技術であり、子供たちはこのテクノロジーを利用することができます。しかし、子供たちがChatGPTを使用することには、以下のような懸念点や影響が考えられます。

1.コンテンツの適切さに関する懸念
ChatGPTが生成する回答や情報が、子供たちにとって不適切なものである可能性があります。例えば、ChatGPTが不適切な言葉を使用することがある場合があります。また、ChatGPTが生成した情報が正確性に欠ける場合があります。
2.知識やスキルの習得に関する懸念
ChatGPTは、情報を提供するだけであり、子供たちが自分で問題を解決するスキルを身につけることを助けることができません。子供たちは、自分で考え、問題を解決する能力を育む必要があります。
3.ソーシャルスキルに関する懸念
ChatGPTを使用することで、子供たちは人間との対話や交流を避けることができます。これにより、子供たちのソーシャルスキルが低下する可能性があります。
4.データプライバシーに関する懸念
ChatGPTは、子供たちの個人情報を収集することができます。この情報が不正な目的で使用されることがある場合があります。

これらの懸念点に対処するためには、適切な教育や監督が必要です。また、子供たちがChatGPTを使用する前に、保護者や教育者が適切なガイダンスを提供することが重要です。

chatGPTの見解に対して感想

子どもたちは数多くの疑問を持ち、その疑問を親や先生に尋ねます。そこで教えてはならない事や危ない事は伝えないように制御する事が可能です。chatGPT はそのような意思は持たないので、何でも回答します。

何でも答えてくれるから chatGPT を頼りにするかもしれません。chatGPT からたくさんの知識を吸収し「chatGPT がこう言ったから正しいもん!」という声が聞かれるのも遠くないかもしれません。

2番の懸念は大いに考えられます。chatGPT が何でも答えてくれるので、自分で考える事をやめてしまうかもしれません。しかしそれは Google 検索が世に出てきた時も同じだったのではという気がします。でも、Google 検索ではたくさんの情報ソースを確認できるのに対して chatGPT は1つだけです。その観点からでは、情報を照らし合わせて考える事もないのでより危ないかもしれません。

3番の懸念は一部ではあり得ると思いました。chatGPT を使ってみるとわかりますが、意外と話し相手としても機能するのです。悩みを打ち明けたら真摯に答えてくれます。人付き合いに行き詰まったら、生身の人間と付き合うより chatGPT と付き合うようになるかもしれません。

4番の懸念はもっともです。モラルや細かいルールは関係なしに chatGPT を利用してしまうでしょう。そうすると友達の個人情報なども関係なく chatGPT に入力してしまう事が考えられます。

子どもがスマートフォンのゲームで重課金してしまうトラブルや、SNS でのトラブルが見受けられますが、それと同じように chatGPT でもトラブルが発生するのは必然でしょう。それを防ぐために保護者や教師が適切な指導をしなくてはならないというのはわかりますが、子どもの理解が大人を上回る可能性の方が大きいですよね。

スマートフォンのようにペアレンタルコントロールのような監視システムがあると良いですが、chatGPT では難しいと思います。

筆者の見解

chatGPT の見解に補足してもうひとつの懸念点は、課題やレポートに使用されるのが確実だろうという点です。chatGPT にはできないこともありますが、できる所ならレポートや感想文も書けてしまうわけです。chatGPT で書いた文章を見分ける AI の登場が待たれます。しかしそれでも誤認識の問題が出てくるでしょう。それほど見分けるのは困難です。

ただ、chatGPT が書いた文章は99%の確率で chatGPT が見分ける事ができるようです。

とはいえ人工知能の進化は圧倒的に速く、進化を止める事はできません。禁止にした所で、その勢いを止める事はできないでしょう。chatGPT が使われる前提で課題の方が変化しなくてはいけないのかもしれません。

chatGPT何ができる?

スポンサーリンク

-コラム